帝国日本の植民地を歩く

文化人類学者の旅ノート

崔 吉城

2019年10月15日

花乱社

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

忘れたい過去,受け入れ難い遺産を,どう処理すればいいのか。 憎しみ(反日感情)や英雄(殉国者)はどのように作り出されるのか─。 日韓の狭間に生きてきた文化人類学者が,かつての植民地で見聞きし考えたこと。 ★話題を呼んだ『慰安婦の真実』の著者,渾身の最新作 ! はじめに 1 反日と嫌韓  「日帝」の残滓/植民地からの「解放」/『醜い韓国人』/金日成の抗日運動/日本向けではない「反日」/民族主義と反日感情/伊藤博文と安重根/中国の反日との比較 2 反日暴力  旧朝鮮総督府庁舎をめぐって/日本植民地政府は「風水」を分かっていたのか/“十三人委員会”/旧朝鮮総督府庁舎解体撤去/抑圧政策を受け継ぐ 3 シンガポールの植民地遺産  日帝支配がもう一年続いていたら/「連合軍の蛮行」/植民地時代を隠さないシンガポール/植民者ラッフルズの足跡/観光資源としての植民地遺産/「少なくとも今の日本人は、人を殺さない」 4 展示された「戦争」 広島平和記念資料館と南京大虐殺記念館  加害者意識なき日本人/「巨大な洗脳装置」/広島平和記念資料館/負の遺産をどうするか?/南京大虐殺記念館/ラーベの日記 5 植民地残滓の肯定  1 台湾・桃園神社    唯一残る日本の神社/植民地の善悪二元論を超えて  2 パラオ    南国へのロマンチシズムと夢/パラオ国民が長生きできない理由/“後期植民地”現象/パラオの歴史はすべてが植民地史  3 南アフリカ    反日と親日の東アジアから遠く離れて/「アフリカのナポレオン」と呼ばれた男 6 植民地と被植民地の狭間で  1 アイルランド    隣国間における植民地史/宗主国と植民地の認識の違い/悲劇的な植民地官僚ケースメント/植民地支配における近接性と近似性  2 フィリピン    監獄のような“楽園国家”/“独立運動の父”ホセ・リサール /“楽園の国”再訪/植民地の英雄は悲劇から生まれ…… 注/参考文献 おわりに

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