
【POD】剣道 伝統の技術
馬場欽司
2022年4月5日
(株)剣道日本
2,200円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
刀による生死を賭した斬り合いに端を発する剣道の技術は、近年試合結果だけが重視され、勝敗にこだわる風潮の中でその本質を忘れ、ポイントをかせぐためだけのものになってしまっている。また、片手半面や歩み足を使った攻めなど、かつてあった自由自在な技も批判の的となり、昇段審査を意識した鋳型にはめたような技ばかりが広まるようにもなった。 見る者がため息をつくような“凄みある技”はどこへいってしまったのか……。 現代剣道では当たり前のように「竹刀→木刀→真剣」の順に得物を手にしがちな中で、著者は幼年期に父より真剣を持たされ、木刀での稽古を経て、基礎を身につけたのちに竹刀稽古へと移行した。「真剣」はつねに剣道を考えるうえでのベースとなり、だから技の磨き方も稽古のしかたも、その実践方法は他と一線を画しつつ説得力を持つ。 「試合用」と「昇段審査用」に分化してしまった現代剣道に舌鋒鋭く切り込み、伝統の中に生きる剣道技術の本質を紐解いていく著者。強く、そして美しく──正統なる勝者を目指す剣士必携の書が、オンデマンド版となって、待望の復刻! 本書の内容は以下のとおり──。 第一章●用具=剣道用具に込められた精神/竹刀を識って剣道を深める 第二章●基礎=冴えのある手の内をつくる/技を広げる自在な足さばき/気合と呼吸で剣道は変わる 第三章●好機=間合と攻めを知る/打突の機会をつかむ工夫 第四章●技能=技を磨くための基本事項/面技をいかに磨くか/小手技をいかに磨くか/胴技をいかに磨くか/突きと片手横面を会得する/二刀流にみる剣道の醍醐味/基礎ができたら、みな上段を心得よ(大野操一郎範士へのインタビュー) 第五章●稽古=天地自然から剣道を学ぶ/古流剣術の形稽古に学ぶ/日本剣道形を竹刀稽古にどう活かせばよいか 第六章●魅力=礼法、作法を重んじた剣道指導/魅力ある剣道指導を考える/伝統を生かした近代化と不老の剣/父・馬場武雄の「剣道教育」(長男・武典氏とともに父の実像と哲学を語る)
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