水底の仮面

ヴェヌスの秘録

タニス・リー / 柿沼瑛子

2007年3月31日

産業編集センター

1,430円(税込)

小説・エッセイ

鷲鼻の仮面をつけた美貌の青年フリアンは、夜の運河で不吉な作りの仮面を拾う。若き天才音楽家のものと噂されるアポロをかたどったその仮面は、秘密ギルドによって作られたものだった。ギルドの仮面をつけた者がみな、不可解な死を遂げていることに気づいたフリアンは、錬金術師シャーキンとともにその謎を追い始め、やがて青い蝶の仮面をつけた優美なエウリュディケと出会う。歌の主人公を思わせるエウリュディケに心を奪われたフリアンは、さらなる謎と恐怖の世界へ足を踏み入れることに…。水の都ヴェネチアのパラレルワールド“ヴェヌス”で繰り広げられるタニス・リー傑作ロマンティック・ファンタジー「ヴェヌスの秘録」シリーズ開幕。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年11月20日

架空のパリがモデルである「パラディスの秘録」シリーズと対をなす本シリーズだけれども、いかんせん翻訳がよくない。誤訳ではないのだろうが、浅羽莢子さんの原文を模したとおぼしき華麗にして流麗なる文章に魅せられリー作品にはまった身としては、訳のこの拙さは少々手痛い。リーの筆力のほうが衰えているとは思えないので、この失望感の原因はつとに訳者の力量不足が原因であろうと思われる。

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あめさと

(無題)

starstarstar 3.0 2021年07月10日

架空のパリがモデルである「パラディスの秘録」シリーズと対をなす本シリーズだけれども、いかんせん翻訳がよくない。誤訳ではないのだろうが、浅羽莢子さんの原文を模したとおぼしき華麗にして流麗なる文章に魅せられリー作品にはまった身としては、訳のこの拙さは少々手痛い。リーの筆力のほうが衰えているとは思えないので、この失望感の原因はつとに訳者の力量不足が原因であろうと思われる。

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