おもてなしとホスピタリティ

サービスとのちがい

知の新書 J02

新資本経済学会 / 村瀬永育 / 山本哲士

2022年11月11日

読書人

1,430円(税込)

ビジネス・経済・就職

変わる世界秩序の中でいきづまる日本経済。それは商品・サービス経済の限界である。サービスは人をみていない。サービスとホスピタリティは原理がまったく違う。混同しているこれらを整理し、わかりやすく新たな可能性を説く。 サービスは(1対多数)いつでも、どこでも、誰にでも ホスピタリティは(1対1)いま、ここで、この人に いかなる経済活動にも、日常世界の言動にも、ホスピタリティは人々のあり方を健全にする。 日本の「おもてなし」はこの二つの対比を調整する高度な文化技術である。世阿弥の花伝書や茶の文化、伝統工芸や建築など日本の文化技術にエッセンスがある。 店舗、企業、個人の新たな技術に役立つヒントを明示。 おもてなし、ホスピタリティ、サービス 1 サービスとホスピタリティの対比  1 サービスの本質 20のモード  2 ホスピタリティの本質 20のモード 2 おもてなしの日本文化技術とホスピタリティの哲学  1 世阿弥「花伝書」からみたホスピタリティ「花」のテクノロジー  2 おもてなしとホスピタリティの文化対比   1「もてなし」の意味と日本文化   2 ホスピタリティの哲学と文化   1 バンヴェニストの語彙論におけるホスピタリティ   2 ジャック・デリダのホスピタリティ論   3 西田哲学からホスピタリティを考える要点/絶対的ホスピタリティ関係  3 文化資本/情緒資本とホスピタリティ自己技術   1 知的資本と情緒資本との関係技術   2 制約と拘束条件   3 まとめ和文化の技術 3 ホスピタリティ・オペレーションへの指針  1 プロセス・オペレーション   1客を観る、客の顔を聴く2生涯時間のホスピタリティ3ホスピタリティ・スケープ(場所)のオペレーション   4技術科学のホスピタリティ・オペレーション:日本の非分離文化技術を活かす  2 ホスピタリティ・オペレーションの構成 4 ホスピタリティの資本経済とおもてなしの場所  1 商品経済のサービスと資本経済のホスピタリティ   1 商品の構造と〈物〉の実際世界価値と価値化 valuation と価格   2「産業的生産様式= 商品経済+ 制度経済」とシャドウ・ワーク資本経済のホスピタリティの場所と資本者  2 場所へ開くパブリックなホスピタリティ  3 文化の拘束条件は、社会の規制力よりも強い 終章 ホスピタリティ・マネジメントへの基本軸  1 ヒューマン・リソース:述語制の領有  2 マネジメントの三つの試練の場  3 資本関係のマネジメント  4 市場のマネジメント: 場所マネジメント  5 コンビビアルな戦略マネジメント 移行、転換、イノベーションの課題 和のおもてなし/パワー関係における剰余享楽のパブリック・マネジメント

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