身体（からだ）言葉に学ぶ知恵　1

「揚げ足を取る」「手の内」「腹が立つ」など、身体の部位を使った言葉を集め、由来は何かを調べ、身近なできごととともに解説していきます。そこには、先人たちの知恵が詰まっていました。月刊トレーニング・ジャーナルの連載を単行本化したものです。 本書の特徴 ・身体に関係する言葉、身体言葉を取り上げていく ・由来を含めてわかりやすく解説 ・身体言葉には、古来の人々の観察眼という裏づけがあった ・伝わる知恵をトレーニングなどに活用 本書は『月刊トレーニング・ジャーナル』2009年12月号〜2013年5月号に「身体言葉に学ぶ知恵」として連載されたものを加筆・修正し、再編集したものである。 はじめに 1 　肩に力が入る 2 　手の内 3 　腹が立つ、むかつく、頭にくる 4 　胸が躍る 5 　目のつけどころが違う 6 　へっぴり腰 7 　臍（ほぞ）を噛む 8 　怒髪天を衝く 9 　肩肘を張る 10　目を盗む 11　年寄りの冷や水 12　喉元過ぎれば熱さ忘れる 13　肩書き 14　足るを知る 15　真面目 16　骨が折れる 17　膝が笑う 18　揚げ足を取る 19　足掻（あが）く 20　懐に入る 21　武者震い 22　習うより慣れろ 23　脚色 24　面目 25　固唾を飲む 26　耳を揃える 27　上手・下手 28　拍手喝采 29　面の皮が厚い 30　胡坐をかく 31　一を聞いて十を知る 32　金縛り 33　二枚目、男前 34　一心不乱 35　顔を洗って出直す 36　一人相撲 37　ご無体（むたい）な 38　どっこいしょ 39　腰抜け 40　口車に乗せる 41　肘鉄を食らう 42　首を長くして待つ