創造と模倣 移動芸術論

栂正行

2019年3月11日

三月社

2,420円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

移動とアートの関係、模倣が創造に変わる節目とは? ノーベル文学賞受賞者カズオ・イシグロ、V・S・ナイポールの作品世界に投錨し創造の航路をつぶさに描き出す。 創造と模倣の関係を幅広く問う論考。 アートは移動する。アーティストも移動する。 鑑賞者も移動する。 異文化の窓としての港、文学。 長崎でカズオ・イシグロ作品の記憶の残像に出会う。 作中人物たち、先行研究者たち、先行読者たちの記憶の残像。 空隙とためらい。 模倣とはまねること。あらゆる生活の場面に模倣はある。 模型、ミニチュア、根付、オブジェや絵画。 拡大、縮小、反復、翻案、転用、転換による創造。 オリジナルと複製芸術。パスティシュと「まがい物」。 イデアとミメーシス。ポストモダンと模倣社会。 画家・作家・音楽家を巡る映画から創造と模倣を見る。 レンブラント | フェルメール | ゴヤ | ターナー マネとモリゾ | ルノワール | ゾラとセザンヌ | ロートレック ジェイン・オースティン | ヴァージニア・ウルフ パガニーニ | シーレとクリムト | ダリ フリーダ・カーロとディエゴ・リヴェラ | 「THE FORGER」 ジャクソン・ポロック | カーウァイ三作。 V・S・ナイポール『模倣者たち』。 旧植民地の模倣と建国の創造、中心の発見。 弟シヴァ・ナイポールの模倣と創造。 イシグロ作品の成立の過程、そして創造。 第一章 アートと移動 第二章 イシグロのトポス 大阪から長崎へ、 そしてポストコロニアルへの旅 第三章 模倣から創造へ 第四章 創造への転換 画家・小説家・音楽家を巡る 映画を糸口に 第五章 創造と信頼 カズオ・イシグロの世界の成立

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