石の森

手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ 6

三浦綾子

2021年11月12日

三浦綾子記念文化財団

1,760円(税込)

小説・エッセイ

「紙の本で読みたい」という声にお応えする“手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ”の第6弾。 「わたし」(主人公・早苗)の心をたどる物語。おもな舞台は札幌だが、早苗は、遠く道東の野付半島・尾岱沼まで足を伸ばすことになる。娘を前に酒に浸るママ、すぐ書斎に閉じこもるパパ。早苗の心配は尽きない。ある日、早苗は学校帰りに、ママが見知らぬ男と車に乗っているのを見かける。帰ってからさりげなく尋ねても、ママは語ろうとしない。妙に笑い、ウイスキーをあおっていた。早苗は車のナンバーを調べ、持ち主が詩人であることを知った。なんとその詩人は、パパが勤務する会社の社長の息子だった……。 大人になること、愛を知ること。その残酷さと尊さを知っていく少女の、傷つき揺れる青春の狂気を描く。 第一章 燈のない部屋……7 第二章 霧雨の日……33 第三章 花びらの世界……59 第四章 深夜の電話……87 第五章 甘美の時……113 第六章 孤影……141 第七章 暗い道……167 第八章 ドアの内外……193 第九章 断ち切れぬ水……219 第十章 指定席……245 第十一章 木々の墓……271 第十二章 入江……297 第十三章 野に立つ虹……321 三浦綾子とその作品について……347

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

2

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください