【POD】神話に隠された日本古代史

河村昌明

2023年1月24日

日本古代史研究会

2,420円(税込)

人文・思想・社会

はるかな過去より伝えられていた日本神話の中心をなす天照大御神は、神秘のベールに覆い隠されているがゆえに魅惑的な存在であり、興味が尽きない。この女神は古代の人々からどのように扱われてきたのだろうか。天皇家の皇祖神といわれ、日本国民の総氏神とされ伊勢神宮に鎮座している天照大御神の実態と目的はいかなるものなのかを、視座を大胆に転換して日本の神話を探究する一書。 「古事記」「日本書紀」による日本神話の既存の考察方法から、日本との交流を深めていた近隣諸国を含める東アジア史という日本を超えた地平からの分析による研究が、さまざまな真実が浮かび上がらせる。天皇支配の国体の護持を目的として編纂された「記紀史観」から「東アジア史観」という切り口による日本神話の考察とともに、8世紀前半の「記紀」編纂のほぼ同時期に成立した日本各地の「風土記」をも検討することで、日本古代史をいままでの「通説」から大きな転換をもたらされていく。 本書「神話に隠された日本古代史」は、「日本古代史の隠された真実」に続く第2弾として、既存の日本古代史研究に一石を投じることとなるであろう。

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