殿上の杖

明石覚一の生涯

花田春兆

2018年11月30日

伏流社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

足利尊氏の縁者という高貴な身分に生まれながら、幼くして視力を失った明石覚一は、自ら琵琶法師の道を選ぶ。厳しい修行に明け暮れる中、地下の琵琶弾きや傀儡、漂泊する芸能民たちとも交流を重ね、社会の底辺にいる人々の暮らしぶりを目の当たりにする。やがて覚一は天下随一の琵琶の名手として名声を高め、御前演奏、すなわち天聴の栄に浴することとなる。磨き抜かれた至芸に感じ入った天皇より、「何か望みがあれば」と御簾の内より御言葉を賜るが、その時覚一が願い出たものは、地位でも所領でもなかった…

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