
彫刻2──彫刻、死語/新しい彫刻
小田原のどか
2022年3月18日
書肆九十九
3,630円(税込)
1940年代後半の、イタリアとアメリカ。 〈死語としての彫刻〉と、〈新しい彫刻〉。 彫刻の言説はなぜ二分したのか──。 「彫刻」をめぐる叢書、最新巻刊行。 知られざるイタリアの彫刻家アルトゥーロ・マルティーニ(1889-1947年)の著作『彫刻、死語』(1945年)と、いまなお影響力を持つアメリカの芸術評論家クレメント・グリーンバーグ(1909-1994年)の論考「新しい彫刻」(1949年)の全訳と、6名の論者による解説論考を収録。 「彫刻、死語」と「新しい彫刻」。これら彫刻をめぐるふたつの特集に加え、「あいちトリエンナーレ2019」における公共と彫刻についての鼎談記事(小松理虔+津田大介+小田原のどか)、インタビュー、詩、特別寄稿を収録。 なぜ彫刻は破壊され続け、なぜつくり続けられるのか。時代との関わりから探る。 巻頭言 小田原のどか [詩]鈴木一平 「忘れる碑」 【特集1】 [翻訳]アルトゥーロ・マルティーニ「彫刻、死語」[翻訳 森佳三] [解説]森佳三「『彫刻、死語』解題」 [論考]金井直「「死語」の隣景:アルトゥーロ・マルティーニ 『彫刻、死語』と 『対談集』の照合」 [論考]池野絢子「彫刻の二重の起源:一九二〇年代のアルトゥーロ・マルティーニ」 【特集2】 [翻訳]クレメント・グリーンバーグ「新しい彫刻」[翻訳 坂井剛史] [論考]坂井剛史「虚構の奥行きの空間から現実の空間へ:「新しい彫刻」をめぐるグリーンバーグの理論的変化について」 [論考]近藤学「絵画の危機、彫刻の優位:一九四〇年代末のクレメント・グリーンバーグ」 [論考]筒井宏樹「クレメント・グリーンバーグの「ゴシック」」 [鼎談]小松理虔+ 津田大介+ 小田原のどか「情の時代の「公共」「彫刻」をめぐって」 [特別寄稿]大槻とも恵「核災害後の 「未来」の表象と子ども救世主:福島に現れた《サン・チャイルド》像を再考する」 [インタビュー]七搦綾乃「彫刻でなければならない」
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