〔電子〕ニフティクラウド mobile backend 基本ガイド

中津川 篤司

2015年10月21日

株式会社MOONGIFT

0円(税込)

PC・システム開発

ニフティクラウド mobile backend(mBaaS)はスマートフォンアプリ開発時におけるサーバサイドの要件としてよく求められる機能を提供するサービスです。例えば以下のような機能があります。 ・プッシュ通知 ・データストア(データベース) ・ファイルストア(写真、音楽、ファイルの保存) ・会員管理 ・SNS連携 ニフティクラウド mobile backendを使う際の利点が幾つかあります。 アプリ開発スピード向上 アプリ市場は急激に立ち上がり、リリーススピードの高速化が求められています。アプリのトレンドはあっという間に陳腐化し、別な波がやってきます。 ニフティクラウド mobile backendはサーバサイドの機能をまとめて提供しますので、開発者はアプリのUI/UXに集中できるようになります。また、サーバ側のスケールアップであったり、セキュリティ対策などに悩まされる心配はありません。 開発コスト・工数削減 バックエンド(サーバサイド)の仕組みを作らなくて良くなるため、開発コストが大幅に軽減できます。また、アプリ開発者とサーバサイド開発者との間でのコミュニケーションコストであったり、アプリ開発に伴うサーバサイドの手戻りといったような工数もゼロになります。 ニフティクラウド mobile backendではユーザ登録後、すぐにサーバサイドの仕組みが使い始められます。各環境向けにSDKも用意されており学習コストも高くありません。結果として、ケースによっては数百万円単位でのコスト削減効果があります。 安定したプッシュ通知 スマートフォンアプリの中で大事な機能にプッシュ通知があります。しかしプッシュ通知を実装するためにはデバイストークンの管理、APNs(Apple Push Notification Service)やGCM(Google Cloud Message)への接続などを行わなければなりません。この辺りの実装はとても面倒なものです。かつ、それが安定的に動くようにし続けるのは大きなコストがかかります。 ニフティクラウド mobile backendではプッシュ通知の機能が提供されています。かつ、月200万プッシュであれば無料で利用ができます。利用ユーザの多くはプッシュ通知を目的に利用しています。 多くのアプリで増える管理を一元化 アプリ開発会社にとって、リリースした多数のアプリが接続するサーバの管理は、どうしても煩雑になってしまうものです。APIサーバ、DBサーバに加えて画像の保存先やプロキシサーバなど多くのサーバが必要になります。それがアプリの分だけ増えてしまうケースも多いようです。 ニフティクラウド mobile backendを使うことでサーバをなくし、一元管理できるようになります。かつ監視やメンテナンスなどの業務からも開放されますので、運用がとても楽になります。 一部の機能だけで使える ニフティクラウド mobile backendは多くの機能を提供していますが、それでもアプリの種類によっては苦手な分野もあります。 そうした時には必要な機能だけ使ってみるのが良いでしょう。例えばプッシュ通知だけを使うのはよくあるケースです。他にも認証やデータストアだけ使ったり、位置情報検索だけを使うこともできます。既存システムと組み合わせて使うこともでき、柔軟に設計ができます。 本書ではニフティクラウド mobile backendの基本的な使い方、管理画面の操作方法、REST APIの説明、そしてiOS向けのチュートリアルアプリ開発を通じてニフティクラウド mobile backendを実践的に使っていく方法を紹介します。

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