〔電子〕遊女殺し(一)

山東京伝捕物細見

西 陽彦

2016年12月31日

テニヲ・ハウス

0円(税込)

小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス / エンターテインメント

青楼「扇屋」の遊女・白木綿が自害した。それも遊客が雪隠に行っている間に、短刀で咽喉を突き刺してである。 彼女の二の腕には、情夫の名前を示す”四二命”と彫られた刺青があった。 四二命とは、男の名が、八右衛門とか、八十助というように”八”の文字がつくものをあらわしている。 その夜、浮世絵師で戯作者の山東京伝が、たまたま扇屋に揚がっていて、その娼妓の死を不審に思う。なぜなら、妓楼が一番にぎわう時刻に、それも遊客がいるにもかかわらず、そんな行為に及んだからである。 それに刺青も不可解である。 九九を最初からやれば、”二四命”になるはずだ。 翌朝、両国橋の下流で、蔵前の札差「大木屋」の番頭・八兵衛の水死体があがる……。 京伝が東都一の人気戯作者になる、ほんの少し前の出来事であった。 全二冊、345枚。 はじめまして、西 陽彦(にし・ひなひこ)と申します。以後お見知りおきをお願いいたします。 山本周五郎が好きで、時代小説を見よう見真似で、書き始めました。 周五郎の作品では、『栄花物語』と『おさん』が好きですね。 周五郎の作品を読むようになって、歌舞伎を観るようになりました。 以前は、どうしても狂言作者・河竹黙阿弥が好きになれなかったのですが、年を取ったのでしょうか(笑)、最近では、彼の芝居が好きになりましたね。 なぜ、好きになれなかったのかというと、セリフにやたら修飾が多く、だらだらと長く感じたからでした。 より短いセリフで、簡潔に訴えるものの方が良いと思い込んでいたのです。 これからは、時代小説と推理小説(現代物含む)の二本立てで、いくつかの作品を出版しようと考えております。 宜しくお願い申し上げます。

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