〔電子〕百物語

野村胡堂

2018年6月21日

銭形倶楽部

0円(税込)

小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス

公儀御用の御筆師、室町三丁目の『小法師甲斐』のあとを継いだ祐吉は、町内の油虫の与作の煽動に乗って、父親の追善供養に、怪談を語り終わるたびに室内の蝋燭が一つずつ消されていく趣向の「百物語」を催したのだった。ところが最後の怪談が始まると、室内の梁に幽霊が吊り下げられ、その幽霊は鼠色の怪物が、黒髪を振り乱し、身体を苦悩に歪めて、蜘蛛の巣に掛った巨大な昆虫のように、宙に藻掻き苦んでいるのだった…… 中央公論社版「銭形平次捕物百話」に書き下ろされた1編、銭形平次捕物全集、第92話

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