〔電子〕会ったことのない君に

高石 悠加

2020年9月25日

OISHI

0円(税込)

小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス / エンターテインメント

時は2115年。バーチャル開発が進み、装置をつければいくらでもバーチャルの世界が楽しめるようになっている。仕事も学校もバーチャル内で行い、現実での活動がほとんどなくなっているくらいだ。 主人公の数田守はバーチャル内にある大学に通う1年生である。そして彼の友人、室内紗良も守と同じ大学に通う大学一年生で、彼女とは幼稚園のころからずっと一緒だ。 二人がいつものように講義を受けた後、守は紗良のお気に入りの世界に連れていかれることになった。その世界はメルヘンチックで、紗良の父である貴志が開発したものだという。守はカラフルな世界に驚きつつも、龍のリクと二人で世界を回ることになった。 リクが案内してくれたのは、雲の上に浮かぶ宮殿。守はその宮殿のなか紗良が病気で身体が動かないということを知ることになる。紗良から直接聞いたわけではないので、彼女には何も聞けず、守はその秘密を心に秘めながらも普通に接しなければならなかった。 だが、そんなときに事件は起こった。紗良が忽然と姿を消したのだ。 バーチャル内で消えたので、その場では通信か装置の不具合だろうということになったが、講義が終わっても紗良からは連絡がないままなのである。講義には必ず出席していた彼女が、何の連絡もよこさないことに疑問を持った守は、事務室で紗良のことを訪ねることにした。すると、紗良の装置も通信もつながったままだという。 原因が分からなかったが守はひとまず引き下がり、紗良の連絡を待つことにした。しかし次の日になっても連絡はないまま。守は事務室を訪れると、紗良の家に直接連絡してくれることになった。そして守は捜査に協力するためにも、紗良の家に直接向かうことになった…。

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