〔電子〕国家と倫理

小林 道憲

2022年10月18日

小林道憲

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人文・思想・社会 / ノンフィクション

犯罪を取り締まったりしている国家は、ある意味で優れて倫理的なものであり、プラトンやアリストテレスの言うように、国家は共同体として善を目指すものであろう。 国家には全体と個別の調和が必要であり、国家に倫理や法が必要なのも、そのことからくる。 しかし、それを維持し守るためには力が伴わなければならない。国家にそのような力を与えているのは、単なる契約ではないであろう。それは、古くから国家が共同体として成り立つために必要なものであった。 人間の本性は、善でもあり、悪でもある。それを、より善の方に導いて共同体としての国家を成り立たせるところに倫理的なものとしての国家の役割がある。 (小林道憲〈生命の哲学〉コレクション6 ミネルヴァ書房 2017年 所収 『現代国家論』5)

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