
〔電子〕空を見上げる古い歌を口ずさむ
空を見上げる古い歌を口ずさむ
小路幸也
2013年12月13日
講談社
704円(税込)
小説・エッセイ
20年前、兄が言ったんだ。「誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んでほしいーー」。みんなの顔が<のっぺらぼう>に見えるーー。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。桜咲く<サクラバ>や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。懐かしさがこみ上げるメフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
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