〔電子〕下ネタという概念が存在しない退屈な世界11

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

赤城大空

2016年2月26日

小学館

693円(税込)

小説・エッセイ / ライトノベル

失われた全てを取り戻せーー最後の性戦!! 「そういえば“下”って漢字があるけど、あれって膣とクリトリスを同時に刺激するバイブみたいで素敵だよね! まさに下ネタの下にふさわしい漢字だよ」 「死ねだぜ」  藻女の企みを潰すために〈SOX〉が起こした戦いから、二年。 世界各地で卑猥な犯罪が多発する中、一切のヒワイが排除された極東のエデン。未曾有の大事件を無事に乗り越えた日本は、その底力を見せつけるように、世界をリードする健全ユートピアとして、健やかで美しい成長を続けていた。 ーー表面上は、そういうことに、なっている。  だが、この国ではもう数か月、子どもが生まれていない。 綻びは、そこかしこに存在する。それでも、ギリギリのバランスで成り立った、仮初めの「正しい」社会。  華城綾女(かじょう・あやめ)から〈雪原の青〉を引き継いだ奥間狸吉(おくま・たぬきち)。彼は藻女のつくりあげた完全なる性管理社会を打倒すべく、最後にして最大の下ネタテロ「エッチなABC」作戦を進めていた。  果たして、狸吉たち〈SOX〉は下ネタという概念を取り戻した「まちがった」未来を勝ちとれるのかーー!  アニメ化もされた大人気Yトークコメディ、ついに完ケツ!!  さよならパイパイまたいつか! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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