〔電子〕僕の家 sellection 1 日本家屋の一年

「僕の家」シリーズ

大江 千里

2013年9月12日

KADOKAWA

209円(税込)

人文・思想・社会 / ノンフィクション

古い水道管が破裂する。玄関前のもみじの木が台風でまっぷたつに折れる。毛虫が異常発生する。大雨で勝手口が洪水となる。ーー本文より。2000年のはじめの頃、ポップミュージシャンであり家フェチの大江千里は、ひょんなきっかけで築50年の日本家屋で2年強を過ごすことになる。家の中でもしんしんと底冷えがし、ブレイカーが落ちたり、靴がカビだらけになったり。どうせ引っ越すのだからと「日本家屋に住むまめな男」の役を演じてみることに。庭の草むしりをし、布団を干す。ブレイカーが落ちないように電池で使えるラジカセを用意する。ひとつひと小さい習慣を変えていき、いつしか、まめな男を楽しむようになっていった。花が咲く。風が心地よい。古井戸で淹れるお茶会は格別。日なたがぽかぽかして気持ちいい。ーー本文より同居人は犬2匹。愛すべき家の記憶。大好評だった単行本『僕の家』から「日本家屋の一年」「夏の家」「ご乱心の秋」「別れの予感」「それでも僕は動く」5編を収録。不動産知識も随所にちりばめられた傑作エッセイ。【読了時間 約45分】大江千里・おおえせんり■1960年9月6日大阪生まれ。1983年デビュー。2008年、ジャズピアニストを目指し相棒(ダックスフント♀)を連れてNYの音楽大学へ留学。ジャズアルバム『boys mature slow』『Spooky Hotel』をリリース。東京ジャズフェスティバルには2年連続出演。現在は米国内で積極的なライブ活動を展開中。NYジャズ留学の前半を綴った「9th Note」シリーズ、後半を綴った「13th Note」シリーズ、「僕の家」シリーズを電子書籍で配信中。

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