〔電子〕小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む

増川 宏一 / 北村 六合光

2016年9月24日

KADOKAWA

669円(税込)

小説・エッセイ

城もなく武士はわずか数十人。人口一万人余りの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、150年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは私利を計らず誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災、幕府の圧政を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。※本書は二〇〇一年七月、集英社から刊行された『伊予小松藩会所日記』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。【目次】第一部 武士の暮らし  小松藩のなりたち  小松藩の概略  会所日記  小松藩の財政状況  古証文  座頭への対応(一)  座頭への対応(二)  武士の減俸  藩士の食卓  藩札の発行  殿様在国  公儀測量役人  参勤交代 第二部 領民の暮らし  駆け落ち  不倫と情死  不思議の記述  女性と子供  領 民  娯 楽  目明し  盗品と暮らし  他領との交渉  善 政  泥 酔  海 防  越後従軍

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