〔電子〕鎌倉殿と執権北条130年史

岡田 清一

2021年10月21日

KADOKAWA

1,320円(税込)

人文・思想・社会

鎌倉幕府を打ち立てた源頼朝が没すると、政治の実権を握ったのは北条一族だった。有力御家人を次々に排除し、揺るぎない権力を築き上げていく。義時の執権就任による地位の確立から、朝廷と兵刃を交えた承久の乱、泰時の御成敗式目制定と評定衆による合議制、時宗によるモンゴルとの交戦を経ながら、なぜ130年にわたって勢力を維持できたのか。敗れた御家人や朝廷の思惑にも注目しながら、執権北条氏の新たな像を提示する。【目次】プロローグ  第一章 梶原氏と比企氏   一 鎌倉殿頼朝死後の政局  二 梶原景時の失脚   三 比企氏の盛衰第二章 北条時政と畠山重忠  一 時政と執権  二 元久二年の政変と牧方第三章 北条義時と和田義盛  一 義時と「執権」制  二 和田合戦第四章 北条義時と後鳥羽上皇  一 後鳥羽上皇と将軍実朝  二 承久合戦第五章 北条泰時の政治  一 執権泰時の誕生  二 合議制の光と陰第六章 北条時頼と三浦一族  一 寛元の政変  二 宝治の合戦  三 北条時頼の政治第七章 北条時宗と安達泰盛  一 時宗政権とモンゴルの襲来  二 安達氏と鎌倉幕府第八章 北条貞時と安達氏  一 貞時の政治  二 執権から得宗へ第九章 北条高時と足利氏・新田氏  一 北条高時と後醍醐天皇  二 足利氏と鎌倉幕府  三 足利高氏と鎌倉幕政  四 新田氏と鎌倉幕府補論 幕府と官僚  一 大江氏  二 三善氏  三 二階堂氏エピローグあとがき主な参考文献

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