〔電子〕秘花(新潮文庫)

瀬戸内寂聴

2016年9月2日

新潮社

539円(税込)

小説・エッセイ

そこには花と幽玄が絡みあい解けあった濃密な夜の舞があったーー。『風姿花伝』『花鏡』などの芸論や数々の能作品を著した能の大成者・世阿弥。彼が身に覚えのない咎により佐渡へ流されたのは、齢七十二の時だった。それから八十過ぎまでの歳月の中、どのように逆境を受け止め、迫り来る老いと向かい合い、そして謎の死を迎えたのか……。世阿弥、波瀾の生涯を描いた瀬戸内文学の金字塔。

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