〔電子〕犠牲 わが息子・脳死の11日

柳田邦男

2014年8月8日

文藝春秋

570円(税込)

人文・思想・社会 / ノンフィクション

「脳が死んでも体で話しかけてくる」冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図った。彼は意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父・柳田邦男は思い悩んだ末に臓器提供を決意する。医療、脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を喪って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた最後の11日間。その日々を克明に綴った感動の手記。

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