〔電子〕翔ぶが如く(四)

翔ぶが如く

司馬遼太郎

2014年12月12日

文藝春秋

719円(税込)

小説・エッセイ

西郷に続いて官を辞した、もとの司法卿・江藤新平が、明治七年、突如佐賀で叛旗をひるがえした。この乱に素早く対処した大久保は、首謀者の江藤を梟首に処すという苛酷な措置で決着をつける。これは、政府に背をむけて隠然たる勢力を養い、独立国の様相を呈し始めている薩摩への、警告、あるいは挑戦であったのだろうか。

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