〔電子〕別冊文藝春秋 電子版8号

別冊文藝春秋

2016年6月20日

文藝春秋

499円(税込)

小説・エッセイ

別冊文藝春秋(通巻324号/2016年7月号)  今号は新連載が三作。島本理生さんの「ファーストラヴ」は臨床心理士の娘と実母のよじれた関係をめぐる物語。深沢潮さんの「海を抱いて月に眠る」。終戦直後に日本に密航した在日一世の父が九十歳で亡くなると、家族も知らなかった経歴が次々と明らかになって……。早坂吝さんの「ドローン探偵」。ドローンを駆使して縦横無尽の活躍を見せる探偵・飛鷹六騎の活躍がコミカルに描かれます。  短篇には、似鳥鶏さんの「証人ただいま滑空中」。楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が登場する動物園ミステリーの最新作。  巻頭には、先ごろ『羊と鋼の森』で本屋大賞を受賞した宮下奈都さんのインタビューと書下ろしエッセイ。  冲方丁さん、安東能明さん、伊与原新さん、朱野帰子さん、小嶋陽太郎さんの連載は今号で終了します。 【今号の目次】 ◆本屋大賞受賞記念インタビュー&エッセイ◆ 宮下奈都 ◆新連載◆ 島本理生「ファーストラヴ」 深沢潮「海を抱いて月に眠る」 早坂吝「ドローン探偵」 ◆短篇◆ 似鳥鶏「証人ただいま滑空中」 ◆連載小説◆ 東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」 朝比奈あすか「人間タワー」 櫛木理宇「AX」 飴屋法水「彼の娘」 近藤史恵「インフルエンス」 福田和代「空に咲く恋 当世花火師青春始末」 柴田よしき「高原カフェ日誌2」 七月隆文「天使は奇跡を希う」 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみ」 橘玲「フィリピーノ」 中村航「赤坂ひかるの愛と拳闘」 楡周平「ぷろぼの」 貴志祐介「赤い雨」 青柳碧人「国語、数学、理科、漂流」 沢村浩輔「週末探偵 夏の蟬」 酒見賢一「泣き虫弱虫諸葛孔明」 夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 ◆連載終了◆ 安東能明「爆弾魔」 小嶋陽太郎「こちら文学少女になります」 冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」 朱野帰子「賢者の石、売ります」 伊与原新「ブルーネス」

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