
〔電子〕オッペケペー節と明治
永嶺重敏
2018年1月19日
文藝春秋
968円(税込)
人文・思想・社会
明治24年6月、東京・浅草で歌われた「オッペケペー節」は、「権利幸福嫌いな人に、自由湯をば飲ましたい」と訴え、たちまち当時の流行歌となった。 歌ったのは後ろ鉢巻、陣羽織に軍扇と現在の「コスプレ」の先駆けるともいえる扮装をした川上音二郎。 日本のラップの元祖ともいうべきこの歌は、なぜ民衆の心を捉えたのか。 その過程を追いながら、大日本帝国憲法の発布、最初の総選挙、東海道線の新橋ー神戸間が開通、新聞、雑誌の創刊と政治、インフラ、文化の多方面で近代化が始まった明治の日本を旅する!
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