〔電子〕雪晴れ 切り絵図屋清七

切り絵図屋清七

藤原緋沙子

2018年4月10日

文藝春秋

723円(税込)

小説・エッセイ

父を救え! 消息を絶った父の行方を追って、清七は飛騨、そして伊豆へ。 江戸の切り絵図屋・清七を主人公に描かれる、書き下ろし時代小説シリーズ第5弾。 絵双紙本屋「紀の字屋」が軌道に乗り、町人として充実した日々を過ごしていた清七。 勘定組頭の父・長谷半左衛門が勘定奉行・谷田部貞勝の不正を暴くため、秘密裏に旅に出ていたが、2カ月が過ぎても戻らず、その身を案じている。 そんなあるとき、父が半月前に飛騨で何者かに襲われ、消息を断ったという報せが入る。 しかも父の護衛についていた弁十郎は命を落し、財布と遺髪が届けられていた。 父の無事を確かめられるのは自分しかいない。切り絵図屋は、仲間の小平次・与一郎・おゆりらにまかせ、供のものをつれて、清七は飛騨へ向かう。飛騨で、不正に伐採された山、背後に潜む材木商と役人の悪を目の当たりにした清七は、なんとか父の消息をたどろうとするーー。 江戸を離れ、舞台は飛騨、そして伊豆へ。切り絵図屋のエピソードも並行しつつ、清七が自ら父を探し、また疎遠だった継母・実兄との関係を修復していく過程が描かれる、待望の第5弾!

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