〔電子〕日本流DX

各務茂雄

2022年11月3日

東洋経済新報社

1,980円(税込)

ビジネス・経済・就職

なぜ、御社のDXはうまく進まないのか 答えは、日本流DXにある。 「DXが丸投げ、絵に描いた餅になる? 自分のことだ!」 本書を読んで、自ら関与してやり遂げる覚悟ができた。 ーーFC今治オーナー・元サッカー日本代表監督 岡田武史 DX(Digital Transformation)という経営改革によって日本企業らしいよさや強みを残しつつ、グローバル企業的な強さを獲得するのが、日本流DX。 2017年のドワンゴのインフラ改革、2018年からは株式会社KADOKAWA(角川書店を源流にもつ総合エンターテインメント企業)のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX) がスタートした。この5年にわたる経営改革を通して、私にはDXの現実が解像度高く見えてきた。  そして、この体験から得られた知見が日本のDXに役に立つと考え、この本を執筆しようと決意をした。  その背景にあるのは、DXという新しく、そして困難な挑戦に対して、多くの企業が時間とお金を無駄に使ってしまっているのではないかという思いだ。 【主な内容】 第1章 日本流DXとは DXにはお国柄が色濃く出る 利便性を高め、仕事のスピードを上げるために アメリカ流と日本流をつくっている日常 DX成功を支える「マッチャー」 アメリカ流と日本流、DXの進めやすさに違い 第2章 DXの現場で起きていること DXが絵に描いた餅で終わる 新規ビジネスが小さく終わる 働き方改革が進まず、従業員の生涯生産性が上がらない DX推進チームが本気でアクセルを踏めない 情報システム部門との壁がなくならない 第3章 アナログ思考とデジタル思考の融合 DXで実現することは何か 言語化、数値化しにくいアナログの価値 SECIモデルはDXそのもの デジタル思考は「業務」と「IT」のハブ テスラーーアナログ思考×デジタル思考の究極 第4章 DX推進の土台は「自社の価値」 まず「闘う土俵」と「自社の価値」を見極める バリューチェーン見直しで「強み」「弱み」を把握 「強み」「弱み」から考える「生産性が高い」状態とは? 「マルチサイドプラットフォーム」でDXが強力になる 第5章 DXは経営の抜本的改革 経営資源をDX視点で分析をする 必要な「ヒト」の新規獲得は難しい ヒトとノウハウのマネジメントにチャンスがある アナログの価値を最大化する暗黙知の可視化 第6章 コミュニケーションの最適化を図る サービスチームにする 「仕組み化」ソフトウエアのように動く 成功と失敗の基準を明確にして評価する DXでサービスをつくりまくると失敗する理由 チームワークとはスケールアウト 第7章 DX推進チームが本物の実行力をもつために 「社内」「社外」、両方を意識する 内部登用人材と外部採用人材の連携 DXを「面倒くさい」にしてはいけない 情シス、総務、経営企画、経営管理、人事が同じ船に乗る DXキャズムで仲間を増やす 第8章 DXを継続するための仕組み化と人材配置 「仕組み」をアップデートする「仕組み」 人材配置を変える 外注丸投げは絶対に避ける コミュニケーションの解像度を4Kに 陳腐化してきたらDX自体を変革する ドワンゴのインフラ改革における世代交代 第9章 FC今治から学ぶ中小企業と地方のDX アナログの価値を活かす FC今治 デジタル思考をベースに、デジタル技術を活用する運営 地方DX、中小企業DXへのヒント トカイナカのDXのヒント

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