〔電子〕パーパス経営

名和高司

2021年4月23日

東洋経済新報社

3,080円(税込)

ビジネス・経済・就職

資本主義における基本資産は、カネ(金融資本)とモノ(物的資本)だった。ヒト(人的資産)は、資産ではなく費用(コスト)として計上されるという欠点があった。本書で提唱する「パーパス経営」の源泉は、人の思いを中心とした「パーパス」という目に見えない資産である。これは自分は何のために存在するのか、そして他者にとって価値のあることをしたいという信念である。「パーパス」は、マネジメント用語としても、ミッション、ビジョン、バリューの上位概念として注目されている。こうした考え方は、日本の企業が昔から「志」といった言葉で、強く持っているものだ(著者はパーパス重視の経営を「志本主義」と呼ぶ)。これからは、志に基づく顧客資産、人的資産、組織資産などの無形資産をいかに蓄積していくかが経営の鍵となる。昨今、注目されているSDGsは、2030年までの目標にすぎない。そうではなく、30年先の視点から現在を捉える発想が不可欠だ。本書では、国内外の100社以上の名だたる企業の変革にかかわってきた著者が、志を追求し、成長を続けるための経営の思想と、具体的なマネジメントの方法を説き明かす。 【主な内容】 はじめに 第1部 志本経営とは何か  第1章 資本主義の終焉  第2章 資本主義を超えて  第3章 志本主義の系譜  第4章 日本流再考  第5章 志本経営の時代 第2部 志本経営企業の群像  第6章 世界の志本経営企業  第7章 日本の志本経営企業  第8章 世界と日本の共通点、相違点 第3部 志本経営の実践  第9章 サステイナビリティの実践  第10章 デジタル時代に求められる進化力  第11章 「グローバルズ」のフラクタル構造  第12章 鍵を握る無形資産  第13章 MXーー経営のイノベーション 第4部 日本企業への提言  第14章 失われた30年の蹉跌  第15章 志が拓く未来 おわりに 事項一覧

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