〔電子〕誤解だらけのアセットアロケーション

ウィリアム・キンロー / マーク・クリッツマン / デービッド・ターキントン

2020年9月25日

東洋経済新報社

4,950円(税込)

ビジネス・経済・就職

資産運用(アセットアロケーション)の理論の世界には、誰からも疑われることのなかった考え方、疑ってはいけないとされてきた考え方があります。 〇アセットアロケーションを決めれば、資産運用のリターンはほぼ決まる 〇長期で投資するほど、リスクを小さくできる 〇複雑な工夫をせず、単純に様々な資産クラスを等ウェイトで保有するほうがリターンは高い ……実は、これらは、頑なな誤解です。 こうしたアセットアロケーションをめぐる様々な誤解に対して、本書では、理論と実務の橋渡しの実現をはかります。 原著者による「序文」では、本書の目的は以下であるとしています。 「1952年にハリー・マーコヴィッツが”ポートフォリオ選択”の理論を発表して以後、この実践への適用は、長足の進歩を遂げてきた。しかし同時に、アセットアロケーションに関するある種の頑なな誤解も生まれた。 本書の2つのゴールは、アセットアロケーションの実務において誰しもが直面する課題と疑問に対処する方法を示すこと、そしてアセットアロケーションに関する様々な誤解を払拭することである。」 アセットアロケーションの理論を切り開いたハリー・マーコビッツ(1990年ノーベル経済学賞)は「本書の紹介」にて次のように推薦をしています。 「アセットアロケーション(資産配分)の世界において、実務上は重要だが議論のあるトピックについて、習熟した学者達が自身の明確な見解を表しながら、数学に明るくない実務家を意識して書かれた優れた書籍はほとんど存在しない。本書は、その空白を埋めるものである。」 世界有数の金融グループであるステート・ストリートに所属する著者たちが、アセットアロケーションをめぐるファイナンス理論に関する誤解に対して、基礎理論を正しく理解し(第1部)、誤解を解きほぐし(第2部)、最新のイノベーションを解説することを通して(第3部)、理論と実務の世界の橋渡しを実現した実務家のためのガイドブックです。 【主な内容】 本書の紹介 序文 日本語版によせて 訳者まえがき 第1部 アセットアロケーションの基本  第1章 アセットアロケーションとは何か?  第2章 アセットアロケーションの基礎 第2部 アセットアロケーションにおける誤解  第3章 アセットアロケーションの重要性  第4章 時間分散  第5章 誤差最大化  第6章 ファクター  第7章 1/N 第3部 アセットアロケーションにおける実務課題へのアプローチ  第8章 平均分散分析の必要条件  第9章 制約条件  第10章 為替リスク  第11章 低流動性  第12章 投資家が実際に経験するリスク  第13章 推定誤差  第14章 レバレッジと集中投資  第15章 リバランス  第16章 レジームシフト 第4部 付録  第17章 各章のポイント  第18章 本書で用いた統計と理論  第19章 基本用語集 索引

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