〔電子〕ギタリストとベーシストのためのシステム構築マニュアル

林 幸宏

2013年10月21日

リットーミュージック

1,617円(税込)

エンターテインメント

ノイズレス&トラブルレスな環境を構築するための手引き エレキ・ギターやエレキ・ベースでは、楽器、エフェクター、アンプなどをつないだ装置全般を指して“システム”と呼びます。自己流で組んだシステムにはノイズやトラブルが付き物。好きなエフェクターなどをつなげてボードに組んでも、正しい知識なしにノイズやトラブルのない環境を作り出すことは難しいものです。“本番でノイズが出るかもしれない”、“大事な時に音が出なくなるかもしれない”と考えただけでも、演奏には悪影響が出てしまうかもしれません。本書では、数多くのトップ・プロのシステムを手がけている著者が、基本的な電気の知識や配線のテクニックを丁寧に解説し、失敗のないシステム作りについて伝授します。この本とともに、信頼できるシステムの構築にチャレンジしましょう! 【CONTENTS】 ■第1章 システム構築の基礎知識 ◎1.音の信号について ◎2.インピーダンスと信号の劣化 ◎3.エフェクターのバイパス方式 ◎4.信号の位相による音の変化 ◎5.ノイズについて ◎6.電源について ■第2章 システム構築の概要 ◎1.システム全体の構想 ◎2.ペダル・ボード作成の注意点 ◎3.ラック・システム作成の注意点 ■第3章 システム構築の実例 ◎光村龍哉(NICO Touches the Walls)〜手狭になったペダル・ボードの組み直し ◎Ju-ken〜ベース用ペダル・ボードのオーバーホール ◎布袋寅泰〜シンプルかつ実用的なペダル・ボードの新規製作 ◎SUGIZO〜ラックや複数のアンプを含む大規模なシステム <布袋寅泰さん、SUGIZOさんより、コメントいただきました!> どんなにいいプレイでも音が良くなければ人には伝わらない。どんなに音が良くてもプレイが悪ければまた人には伝わらない。もちろん、良い音とはプレイヤーがその指と心で探し奏でるものだが、それを忠実に、いや、それ以上に増幅させて空気を震わすのは、ギターからアンプに届くまでの過程(システム)にかかっている。「ギターから直に繋いでアンプで鳴らす」という言い方はいかにも純度の高いリアルな音を想像させるが、実際はそこに行き着くまでの電気信号をよく理解しコントロールすることにより、さらなるピュアなサウンドを手に入れる事が出来るのだ。 僕は長年に渡り自分だけの音にこだわってきたつもりだ。誰の音とも違う、「布袋寅泰」の音。それは歪みすぎず、乾きすぎず、伸びすぎず、短すぎず、甘すぎず、硬すぎず、言葉するのは非常に難しいが、右手でギターをヒットするときの感触をそのままアンプに伝えること。自分以上の音になってはいけない。自分の未熟さ、つたなさ、もどかしさこそがアイデンティティーであり、自分のギターに陶酔しない事が大事だ。僕はシステムに頼っていない。頼ってしまうとギターを弾く意味がない。しかしシステムを信頼している。いい音が出ないのをシステムのせいにしてはプロではない。 僕を実験台にして、より良いシステムを探求してほしい。僕のスタイルは死ぬまで変わらないので、実験台には最適だと思う。 レーサーは一人。そして勝利のゴールは多くの協力者たちと分かち合うためにあると思っている。 ーー布袋寅泰 良い音と良い楽器を知って、電気の知識を追求する。 それぞれがシステムを作るためには重要な要素だと思う。 ーーSUGIZO

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