〔電子〕見てる、知ってる、考えてる

中島芭旺

2016年8月26日

サンマーク出版

990円(税込)

ビジネス・経済・就職

ネットでつぶやく言葉が「深すぎる…」と話題沸騰! 10歳の男の子が書いた自己啓発本! ある日のこと、本を書きたいと思い立った、 当時9歳の男の子、中島芭旺(なかしま・ばお)くん。 バオくんはお母さんのフェイスブックアカウントを勝手に使って、 出版社の編集者に「僕の経験を本にしたいんです」と メッセージを送りました。 (お母さんはあとで気づき、たいへん慌てたそうです) 突然、メッセージを受けとった編集者はびっくりしましたが、 とりあえずバオくんと会ってみることにしました。 話を聞いてみると、小学校には通っていなくて、 読んで「おもしろい!」と思った本の著者の講演会に ひとりで出かけていって、自分で勉強しているのだとか。 (学校でいじめに遭ったこともあって、  学校には行かないと自分で決めたそうです) 「どんな本を書きたいの?」とたずねても あたりまえのことですが、 具体的なイメージがあるわけではありません。 そこで、編集者はバオくんに宿題を出しました。 「なんでもいいから、思いついた文章を僕に送ってみてくれる?」 笑顔で「はい!」と元気よく答えたバオくん。 さっそくその日から「文章」が送られてきました。 そうやって始まった、バオくんと編集者の メッセージとメールのやりとりから、この本は生まれました。 この本に載っている文章は、 すべてバオくんの書いた原文のままです。 誤字を訂正し、句読点を入れ、改行箇所を変えた以外、 編集者として内容に手を加えることはできませんでした。 (ふだんは、大人の著者が書いた原稿に 膨大な量の修正を加えているのですが……) なぜなら、10歳の男の子の「感じたまま」「ありのまま」を 読者に読んでいただき、感じてほしかったからです。 いくつか、バオくんの文章を紹介します。 「動物や植物の命を頂きながら人間は生きている。 嫌いだけど食べるなんてひどい。 嫌いなら食べなくていい。 好き嫌いを無くそうなんて、ひどい話。 命を頂くのだ。感謝して頂くだけだ」 「無いを体験すると、 普通だと思っていたことが ありがたくなる。 ご飯が食べれない ご飯を作ってくれないを体験すると、 ご飯を食べれる ご飯を作ってくれるがありがたくなる」 「おなじばしょでも ちがうほうこうをみれば またちがうけしきがみえる」 10歳の子供にしか書けない言葉。 10歳の子供とは思えない言葉。 そんなまっすぐで、時に深くて含蓄のある言葉が、 ページをめくるたびに胸に飛びこんできます。 どうか、みなさんが、たくさんの気づきを得られますように。

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