〔電子〕山伏地蔵坊の放浪

有栖川有栖

2025年8月21日

東京創元社

880円(税込)

小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス

とある地方都市の商店街にあるスナック『えいぷりる』にて、 土曜の夜のみ開かれる推理談義。 鈴懸に笈を背負った山伏・地蔵坊が出合った、 七つの殺人事件を描く、連作ミステリ。 洒落者の猫井は紳士服店の若旦那、禿頭が眩しい藪歯医者の三島に写真館の床川夫妻、そしてレンタルビデオ屋の僕、青野良児。年齢も職業もまちまちな僕らは、土曜の夜になるとダンディなマスターの店『えいぷりる』に集い、地蔵坊先生の話を聴く。この先生、鈴懸に笈を背負い金剛杖や法螺貝を携え……と十二道具に身を固めた正真正銘の山伏なのだ。放浪中の体験談といって披露してくれるのは、およそ実話とは思えない怪しい事件揃い。額面通りに受け取れば、彼はさながら遍歴する名探偵だが。さて、眉に唾をつけつつ今宵も幕を開けるとしようーー「面白そうですね。ぜひ聞かせてください」 【目次】 第一話 ローカル線とシンデレラ 第二話 仮装パーティーの館 第三話 崖の教祖 第四話 毒の晩餐会 第五話 死ぬ時はひとり 第六話 割れたガラス窓 第七話 天馬博士の昇天 あとがき 文庫版あとがき 解説=戸川安宣

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