〔電子〕刀と傘
〈刀と傘〉シリーズ
伊吹亜門
2023年4月19日
東京創元社
800円(税込)
小説・エッセイ / ミステリー・サスペンス
【第19回本格ミステリ大賞受賞】 維新に揺れる明治の京。 不可解な謎に挑むのは、 尾張出身の若き武士と初代司法卿・江藤新平。 死刑執行当日、なぜ囚人は毒殺されたのか? 論理の糸が手繰り寄せる、 幕末から明治の世を生きた名もなき人々の哀しき犯罪。 動乱の時代の行く末に二人の“名探偵”を待つ運命はーー 破格の評価をもって迎えられた連作時代本格推理 慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平ーー後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人ーー動乱の陰で生まれた不可解な謎から、論理の糸は名もなき人々の悲哀を手繰り寄せる。破格の評価をもって迎えられた第12回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、連作時代本格推理。第19回本格ミステリ大賞受賞。 【目次】 佐賀から来た男 弾正台切腹事件 監獄舎の殺人 桜 そして、佐賀の乱 解説=末國善己
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