〔電子〕後世への最大遺物

内村 鑑三

2009年12月15日

青空文庫

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小説・エッセイ

1894(明治27)年7月、箱根、蘆の湖畔で開かれた、第六回キリスト教徒夏期学校における講演の記録。初出は、『湖畔論集』(第六回夏期学校編、東京・十文字書店、1894年11月)。「私に五十年の命をくれたこの美しい地球、この美しい国、この楽しい社会、このわれわれを育ててくれた山、河、これらに私が何も遺さずには死んでしまいたくない」では何をこの世に遺すか。社会が活用しうる清き金か。田地に水を引き、水害の憂いをのぞく、土木事業か。書いて思想を遺すこと。教育に当たって未来を担う者の胸に思想の種をまくことか。これらもまた、遺すべき価値あるものである。けれど、金や事業や思想を遺すことは、誰にでもなし得る業ではなく、またこれらは「最大遺物」とは言い難い。では、誰でもがこの世に遺すことのできる、真の最大遺物とは、果たして何なのか?[文字遣い種別]新字新仮名[底本]後世への最大遺物 デンマルク国の話[出版社]岩波文庫、岩波書店[初版発行日]1946(昭和21)年10月10日、1976(昭和51)年3月16日第30刷改版

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