〔電子〕みみずのたはこと

徳冨 蘆花

2009年12月15日

青空文庫

0円(税込)

小説・エッセイ

1906(明治39)年、聖地パレスチナを巡り、ヤスナヤ・ポリヤナにトルストイをたずねた後帰国した徳冨蘆花(健次郎)は、翌年、千歳村粕谷へ転居した。新宿から三里。当時は鉄道もまだ敷設されていなかったこの地で、蘆花は農作業にいそしみながら、その生活ぶりを書き始めた。それをまとめたのがこの「みみずのたはこと」である。作品には様々な人々が登場するが、なかでも北海道陸別に住んでいた関寛斎(関寛)に関する記述は、心を打つものがある。寛斎は司馬遼太郎の「胡蝶の夢」にも描かれているが、七十を過ぎて徳島から北海道に入植したという、稀有な人物である。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名[底本]みみずのたはこと(下)[出版社]岩波文庫、岩波書店[初版発行日]1938(昭和13)年6月1日、1977(昭和52)年11月16日第20刷改版[底本]みみずのたはこと(上)[出版社]岩波文庫、岩波書店[初版発行日]1938(昭和13)年4月15日、1977(昭和52)年8月16日第24刷改版

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