〔電子〕宮本武蔵 五巻

宮本武蔵

吉川英治

2014年5月30日

ゴマブックス

330円(税込)

小説・エッセイ

剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!  武蔵と弟子の伊織は江戸に到着。かつて世話になった光悦の弟子、厨子野耕介の家に寄宿することになった。  一方、お通も又八と共に江戸に来ていた。彼らは、柳生家の家臣木村助九郎から助けを受け、石舟斎の子息但馬守の屋敷に寄食していた。しかし、石舟斎が危篤状態であるという一報を受け、但馬守の甥兵庫と共に柳生谷へと下る。  また、小幡軍学を嘲弄したために、門弟から恨まれていた小次郎は、お杉婆の助太刀を名目に武蔵を訪問する。そこで、小幡一門の北条新から奇襲を受けるが、逆に痛手を負わせる。  お通に逃げられた又八は朱実と共に江戸にいた。怠慢な生活を送っていたが、密かに倒幕を謀る大蔵から将軍秀忠の暗殺をもちかけられる。又八は大金欲しさにこれを引き受けてしまう。 第5巻 目次 〈空の巻(続)〉   入城府   蠅   かたな談義   道草ぎつね   懸り人   飛札   仮名がき経典   血五月雨   心形無業   雀羅の門   街の雑草 〈二天の巻〉   衆口   虫しぐれ   鷲   青い柿   露しとど   四賢一燈   槐の門   さいかち坂   忠明発狂始末   もののあわれ   撥   魔の眷属   八重垣紅葉   下り荷駄   漆桶   兄弟弟子   大事   柘榴の傷み   夢土   花ちり・花開く

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