〔電子〕新編 閑な老人

新編 閑な老人

尾崎一雄 / 荻原魚雷

2022年2月22日

中央公論新社

990円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

放蕩と極貧生活を送った元破滅型文学青年。歳を重ねてからは、草木を愛で散歩を趣味とし、寒くなれば冬眠する。人はいつ死ぬかわからない、だからこそ生きているだけで面白いーー生死の境を彷徨い「生存五ケ年計画」を経て辿り着いたこの境地。「暢気眼鏡」の作家が“閑な老人”になるまでを綴った、文庫オリジナル作品集。〈編集・解説〉荻原魚雷 目次 1 五年 祖父 退職の願い 約束 狸の説 片づけごと 苔 閑な老人 歩きたい 上高地行 2 相変らず 厭世・楽天 古本回顧談 気の弱さ、強さ 文学と家庭の幸福 運ということ 老後の問題 核兵器ーー素人の心配 明治は遠くーー わが家の男女同権 戦友上林暁 生きる

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