〔電子〕人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ

人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ

吉原祥子

2018年6月8日

中央公論新社

836円(税込)

人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / ノンフィクション

持ち主の居所や生死が判明しない土地の「所有者不明化」。この問題が農村から都市に広がっている。空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾の露呈だ。過疎化、面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取り拒否などで急増している。本書はその実情から、相続・登記など問題の根源、行政の解決断念の実態までを描く。 はしがき 第1章 「誰の土地かわからない」ーーなぜいま土地問題なのか 1 空き家問題の根源ーー森林・農村から都市へ 2 なぜ管理を、権利を放置するのか 3 法の死角ーーあいまいな管轄、面倒な手続き 4 下落する土地の価値ーー少子・高齢化、相続の増加 第2章 日本全土への拡大ーー全国888自治体への調査は何を語るか 1 死亡者課税による“回避”ーー災害とは無関係の現実 2 相続未登記、相続放棄の増加ーー土地に対する意識の変化 3 行政の解決断念ーー費用対効果が見込めない 第3章 なぜ「所有者不明化」が起きるのか 1 地籍調査、不動産登記制度の限界 2 強い所有権と「土地神話」の呪縛ーー人口増時代の“遺物” 3 先進諸外国から遅れた現実ーー仏、独、韓国、台湾との比較  第4章 解決の糸口はあるのかーー人口減少時代の土地のあり方 1 相続時の拡大を防げるかーー難しい法改正と義務化 2 土地希望者を探せるかーー管理・権利の放置対策 3 「過少利用」の見直しをーー新しい土地継承のあり方  参考文献  あとがき

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