〔電子〕国宝(下) 花道篇
国宝
吉田修一
2018年9月14日
朝日新聞出版
1,601円(税込)
小説・エッセイ
鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。 芝居だけに生きてきた男たち。 その命を賭してなお、 見果てぬ夢を追い求めていく。 今年最高の感動を届ける役者一門の大河小説 (あらすじ) 1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」 侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、 この国の宝となる役者は生まれた。 男の名は、立花喜久雄 極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、 喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。 舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。 日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。 血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。 舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、 その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
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