〔電子〕絆徳経営のすゝめ 〜100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?〜

清水康一朗

2022年1月25日

フローラル出版(日本経営センター)

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

創業社長にこそ読んでほしい。 これぞ令和の「論語と算盤」! コロナ禍を経て厳しい状況が続く現在、 これからの経営者はどうあるべきなのかーー。 その答えは、実は日本にあります。 日本人が大事にしてきた和の精神で「絆」を結び、「理念」と「経済合理性」を両立していくーー。それを「絆徳(ばんとく)経営」と呼びます。 かつてない勢いで企業の経営は悪化し、倒産しています。 連動するように、消費者の価値観も大きく変化しています。 その影響を受けて注目されているのが、近年大きくクローズアップされているSDGsと言えるでしょう。 戦後は、西洋由来の利己的な成功哲学が広がりましたが、それは社会に「分断」をもたらし、多くの弊害を生みました。この分断を解消し、サステナブルに発展していくように舵を切っていかなければ、もう企業は生き残ってはいけません。 実は、日本人は古来よりSDGs的な生き方をしてきたのです。人や社会に配慮した「三方よし」の経営はその象徴であります。三方よしの経営理念は、何百年も前から日本人の経済活動に根ざした考え方でした。 しかし戦後急速な欧米化やテクノロジー化が進み、いつしか会社を経営するうえで、利益第一主義、株主第一主義の思想が広がりました。 地球温暖化などの環境問題が大きくクローズアップされるようになり、東日本大震災などの自然災害に見舞われ、新型コロナウイルス感染症拡大などによる社会の変化にともなって、今、改めて絆や社会や環境への配慮することの大切さが見直されています。 今こそ原点に立ち戻って、「三方よし」の経営思想を学ぶ時ではないでしょうか。 お客様、社員、社会の三方に対してよいことを実践し、絆を結ぶ。 それだけで組織は強くなり、より高い次元で理念と経済合理性を達成できるようになるでしょう。 30年、50年、100年と持続可能な経営を目指す経営者には必読の1冊です。

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