〔電子〕「怖い」が、好き!
加門七海
2019年1月28日
アドレナライズ
385円(税込)
美容・暮らし・健康・料理
稀代の「怪」の語り手が心をこめて贈る、懐かしくも愛しい、この世ならざるモノたちとの、豊かな交流の“作法” 私たちには、「お化け」が必要です。 怖いとは、何か。 どうして、何かを怖いと思うのか。 そして、恐怖を覚えながらも、どうして人は、「この世」ならざるモノたちに「萌える」のか。 あの世との境目からつかのま立ち現れるモノたちへ、うわさの伝奇・ホラー作家がかぎりない愛情と畏敬の念を込めて描く、私たちが忘れて久しい「豊かさ」と出会うための、身も心も震わす“恐怖教育”の一冊。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
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お化けは怖い。ところで、「怖い」ってどんなもの?
「人生にはお化けが必要」という独自の目線に立ち、日本人の価値観の変遷やお化けという存在の移り変わりから「お化けとは何か」「怖いとは何か」を考える一冊。 人がお化け怖がるのは、その背景に人間の手ではままならない「死」の欠片を見るから。そして、「ままならないもの」に対峙する感受性が、「怖い」を楽しむことに繋がるとする。 著者の提示する「「わからない」と、わかること。」は、お化けや恐怖といった曖昧なものだけじゃなくて、現実の世の中の人間関係でも意識していきたい部分だなぁ。
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