
〔電子〕「高空の三式戦 飛燕」 〜体当たりB29を撃墜せよ (横組み)
eXism Short Magazine
ワクロー3
2014年12月12日
エクスイズムCAS出版
275円(税込)
小説・エッセイ
ワクロー3の執筆による航空戦記小説。 大東亜戦争末期、陸軍三式戦闘機「飛燕」は、強靭な機体に液冷エンジンを搭載した優れた戦闘機だったが、戦局の悪化に伴い、空対空体当たり攻撃に用いられるようになった。 基礎工業力に劣るわが国が生み出した液冷発動機ハ40を使った機体は、発動機の保守と整備に難があり、量産の初期段階で、ニューギニアなど遠隔地の南方戦線に配備したために、稼働率が低いことが難点になったと伝わる。 戦記に残る「飛燕」と言えば、帝都防空を任務にしていた飛行244戦隊の活躍を報じた新聞報道を通じてある。本土を無差別爆撃するB29に対抗して、この本で描いたような「飛燕」による「空対空体当たり攻撃」を任務とする部隊が実際に編成された。 この体当たり攻撃は、艦船を目標にした必死攻撃の特別攻撃隊とは異なり、落下傘降下して生還する可能性もあったが、多くの犠牲が出た決死攻撃である。自由にならない高空での体当たりは、非常に困難だったとの証言が残る。 目次 少年上等兵殿・・・休養時間まで機体を磨く あえぐ発動機・・・高度一万メートルの世界 限界高度超え・・・攻撃は空振りに終わった 基地への帰投・・・すぐそこに敵がいたのに 参謀の罵声・・・地上の見物人どもの放言 防弾版外す・・・防御と武装を犠牲にする 分身を乗せる・・・四四八号機に魂を奪われた 突出して上昇・・・再び高度一万メートルに 敵編隊の変針・・・本気だけ攻撃位地にある 三式戦突撃す・・・目標の敵機と一対一勝負 体当たり生還・・・B29一機の撃墜を報告 上等兵の死・・・百式照準機の破片を置く あとがき 図一覧
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