〔電子〕暗闇五段〔完全版〕【下】

寺田ヒロオ

2014年2月23日

パンローリング

1,100円(税込)

漫画(コミック)

テラさんの漫画は、ハッピーエンドがよく似合う。 どんな困難が降りかかろうと、人を信じ抜いた盲目柔道家の物語、ここに完結! 中編野球漫画『代打者(ピンチヒッター)』単行本初収録 解説 本作『暗闇五段』は、主人公である青年柔道家倉見が、兄弟子熊手の黒い陰謀によって記憶と両目の光を奪われながらも、まさに闇の中から這い上がる不屈のストーリーだ。 ただ、不屈といっても、根性や悲壮感といったものは作中から感じられない。そこにあるのは、人を信じ、そのつながりを大切にして困難を乗り越えてほしいというテラさん思いだけである。 連載中には読者から『倉見のように正しく生きたい』『倉見のまわりの人々のような思いやりの深い人になりたい』といった手紙がたくさん届いたそうだ。常々「漫画はお金を稼ぐために描くのではなく、子ども達のために描くのだ。」と主張していたテラさんの気持ちが、漫画のあたり前の姿が、読者に届いていた素晴らしい作品である。 下巻初出ともくじ 『暗闇五段』……P.3 「週刊少年サンデー」(小学館)1964年21号〜31号 『代打者(ピンチヒッター)』……P.126 「少年」(光文社)1962年4月号〜1963年2月号【著者紹介】 昭和6年8月4日新潟県巻町生まれ。電電公社(現:NTT)に就職するが漫画家への夢を捨てきれず、昭和28年に上京。同年「漫画少年」での掲載からキャリアをスタートさせる。 昭和32年6月まで東京椎名町のアパート「トキワ荘」で暮らし、若い漫画家たちと交流を深め、藤子不二雄氏らとともに“新漫画党”を結成。日本漫画界の発展に貢献した。 代表作は『背番号0』『スポーツマン佐助』『スポーツマン金太郎』『もうれつ先生』『暗闇五段』など多数。 平成4年永眠。

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