〔電子〕スポーツマン佐助【中】

寺田ヒロオ

2014年2月23日

パンローリング

1,100円(税込)

漫画(コミック)

「『背番号0』が本格的な野球漫画ですので、それとは別に思いきってふざけて描いてみたくなり『佐助』を連載しました。 しかし『佐助』も作者もフェアプレーを忘れずに、まじめにふざけるようにしています」 ーー寺田ヒロオ 《あらすじ》 いよいよ開幕した日本シリーズ。前年の覇者西鉄に佐助の入団で勢いに乗るジャイアンツが挑む。だが、1勝1敗で迎えた第3戦に事件は起こった!暴力団ガンズメ組に利用された地雷也の妨害により佐助は顔面にデッドボールを受け、医者すら見離す瀕死の状態になってしまう。しかし、師白雲斉の薬草で甦った佐助はチームに合流し、復活のホームランをかっ飛ばすーー。 シリーズ後、海外武者修行に飛び出した佐助は大リーグにスカウトされるが、大切な友人である才蔵と月子が待つ日本を選びジャイアンツで再びプレーすることを誓うのだった。 《解説》 芳文社の月刊誌「野球少年」に昭和32年9月号から21回にわたり連載された本作は、数ある寺田作品の中では珍しいエンタテインメント性に重点を置いた作品だ。佐助をつけ狙う少年忍者地雷也、ライバル石川五右衛門との忍術対決など、ユーモアたっぷりに展開していく。だが、川上、長嶋、金田ら球界の大スターと主人公佐助が同じフィールドに立ち、真剣勝負を繰り広げる場面は、スポーツマンシップを大切にするテラさんの漫画観がしっかり反映されていて、大きな見所と言えるだろう。さあ、緊張と緩和を併せ持つこの痛快作を心行くまで楽しもう! 主な登場人物 ●猿飛佐助 ●ケチャップ ●霧隠才蔵 ●霧隠月子 ●石川五右衛門 ●地雷也 ●ナフタリン ●ブラックリスト 中巻初出 「野球少年」(芳文社) 1958年7月号〜1959年3月号 【著者紹介】 昭和6年8月4日新潟県巻町生まれ。電電公社(現:NTT)に就職するが漫画家への夢を捨てきれず、昭和28年に上京。同年「漫画少年」での掲載からキャリアをスタートさせる。 昭和32年6月まで東京椎名町のアパート「トキワ荘」で暮らし、若い漫画家たちと交流を深め、藤子不二雄氏らとともに“新漫画党”を結成。日本漫画界の発展に貢献した。 代表作は『背番号0』『スポーツマン佐助』『スポーツマン金太郎』『もうれつ先生』『暗闇五段』など多数。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください