
〔電子〕こころの終末期医療
Forest2545新書
入江吉正
2017年9月8日
フォレスト出版
990円(税込)
科学・医学・技術
◆あなたが「余命1年」と宣告されたら…… 人は死を目前にして感じる魂の痛みがあります。 それは「身体的苦痛」「経済的苦痛」「社会的苦痛」とは別の、 自分自身の内面に向き合う"人生の意味"を求める心の叫びです。 脳梗塞など3度の死の淵から生還した老ジャーナリストが抱いた、 魂の痛みに救いを求め、終末期医療の現場やこれまでの取材を通じて、 魂の痛みの正体を探るとともに、自身の救いを求める旅に……。 ◆これほど"生と死"を身近に感じることはなかった 2017年、これほど"生と死"を感じる年はないのではないでしょうか。 北朝鮮のミサイル発射から、身近なところでは多くの水害、 そして、たくさんの勇気を与えてくれた小林麻央さんの死など、 私たちは「生きることの意味」や「生きていることへの感謝」を より実感したのではないでしょうか。 死への恐怖は誰にでもあります。 しかし、死はいつ訪れるかわからないものです。 もしあなたが突然、「余命1年」と宣告されたら…… ◆魂の痛み=スピリチュアルペインを克服する 人は死を意識した時に生じる痛みが存在します。 治療後の痛みや後遺症で、 今までできていたことができなくなってしまう身体的苦痛。 治療費やこれからの生活に不安を抱く経済的苦痛、 家族や周りの人に迷惑をかけてしまうという社会的苦痛です。 しかし、患者にとっての最も大きな痛みには、 魂の痛み=スピリチュアルペインというものがあります。 スピリチュアルペインとは、 「死ぬことが怖くて不安でしょうがない」 「孤独でつらい」 「自分の世界が壊れたみたいで生きていることが苦しい」 「自分の生きる意味や価値がわからなくなった」 「なぜ自分だけこんなつらい苦しみを味わわなければならないのか」 「家族と二度と会えなくなると思うとつらい」 というような、心の内面にそった痛みなのです。 ◆誰もが魂の痛みを感じ、乗り越えていく 本書の著者は過去に3度、脳疾患の病気に襲われ、 スピリチュアルペインを感じ、 現在も半身不随の後遺症と闘いながら執筆に臨みました。 人はなぜスピリチュアルペインを抱くのか? 。 自分自身も抱いたスピリチュアルペインから脱出を試み、 取材という旅に出たのです。 聖路加国際病院のチャプレンのケア現場の話を聞き、 かつて氏が取材して出会った人たちから スピリチュアルペインを乗り越えていきます。 ・参議院議員の三原じゅん子さん ・元横浜ベイスターズ投手の故・盛田幸妃さん ・女優の音無美紀子さん ・華道家の假屋崎省吾さん ・俳優の故・萩原流行さん ・元NHKアナウンサーの山川静夫さん ・日産GT-R開発者の水野和敏さん スピリチュアルペインというテーマを軸に 悲喜こもごもストーリーが展開します。 あなたも人生に一度は必ず抱く魂の痛み、 「いい人生だった」と言える生き方を考えさせられるはずです。
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