〔電子〕日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 川崎市

2014年7月9日

マイクロマガジン社

905円(税込)

エンターテインメント

危ない!汚い!怖い!といった悪いイメージが一般人にこれだけ蓄積していて、しかも頑固だという都市は全国でも稀だろう。 そんな魅惑の「哀愁都市」川崎市を徹底検証する! みなさんは「川コン」という言葉をご存じだろうか? これはある言葉を略した造語で、川は川崎を表している。 ではコンのほうは? コンビナート? いやいや川崎だけにそう答えたいところだが、コンはコンプレックスの略。 そう川コンとは「川崎コンプレックス」のことなのだ。 この地域批評シリーズで川崎市を扱うことになり、 手始めに川崎市について川崎市民に話を聞いてみると、 その歴史からくる負のイメージのために、「おらが町」に対してコンプレックスというか、 自信を持てない人がけっこういるんだなあと、つくづく思った次第。 「どうせ川崎だから……」街が再開発で立派になって市民は喜んでいるものの、 内心では疑心暗鬼。 またこれと同じセリフが、川崎市を挟む東京都や横浜市の住民からも聞かれる。 そこには「どんなにパッケージは良くなっても所詮は川崎」という悪意が込められている。 これでは川崎市民が卑屈になり、我が街に誇りを持てなくなるのも無理はない。 危ない、汚い、怖いなどのイメージでくくられてしまう川崎。 しかし、それだけで川崎を考えるのはいかにも短絡的である。 東京と横浜に挟まれた細長い川崎は、 地域によっては東京あるいは横浜との関係が強いため、 市内間の連携が薄いという特徴がある。 ゆえにそれぞれの地区が独自の進化を遂げている。 単一イメージでくくれるほど、川崎市とは浅はかな街ではない。 では、進化を遂げた今の川崎市とは一体どんな街なのだろう。 それを各種データと取材をもとに解き明かしていこうと思う。 大都市・川崎だけに、本書でそのすべてを語り尽くすことはさすがに難しいだろうが、 その真の姿の一端は垣間見えるはずだ。

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