
〔電子〕みんなの建築コンペ論
建築・都市レビュー叢書
山本想太郎 / 倉方俊輔
2020年7月27日
NTT出版
2,860円(税込)
人文・思想・社会 / 科学・医学・技術 / ホビー・スポーツ・美術 / ノンフィクション
【建築・都市レビュー叢書 第6弾】 なぜ建築を競わせるのか? みんなを束ね、社会を高める 建築コンペのを価値を問いなおす。 建築コンペは、公共的価値を高める装置として、広く行政に取り入れられ、 建築的にも社会的にも価値のある建築物を、各所にもたらしてきた。 しかしながら、新国立競技場問題は、 それが現代社会において本当に価値をもたらすものなのか、 という問いを突きつけた。むしろ、そこで露わになったのは、 建築界と社会との絶望的なまでのコミュニケーション不全であった。 本書は、新国立競技場問題を見つめてきた建築家と建築史家が、 その失敗を検証し、建築コンペの歴史・現状を詳らかにしながら、 現代社会にマッチする建築コンペのモデルを提案する。 【目次】 序 誰がためにコンペはあるのか 第1章 傷だらけのコンペーー新国立競技場コンペをめぐって 第2章 コンペの歴史が語ること 第3章 日本のコンペの仕組みはどうなっているのかーー設計発注方式の変遷 第4章 「いい建築」を合意するプロセスへーーポスト新国立競技場の建築コンペ像 終章 コンペがつくる「いい建築」
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