〔電子〕日本異類図典

朝里樹

2023年3月17日

G.B.

1,980円(税込)

人文・思想・社会

異類とは何でしょうか。 辞書的な意味でいえば、人間以外のものを指す言葉となるため、大変広い意味を持つ言葉です。神や妖怪、 動物や植物はもちろんのこと、 ポケットモンスターなどのゲームやア ニメなど様々な媒体で活躍しているモンスターたち。ゴジラやガメラ、ウルトラシリーズに登場する怪獣、宇宙人。仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズに登場する怪人なども、含めようと思えば広い意味で異類に含まれるでしょう。 また都市伝説や学校の怪談にも、多くの不思議で怪しい存在が登場します。古くから様々な記録や物語に登場する人間や動物の霊は、今でも多くの人々にとって実在するものとして信じられていることでしょう。 人間というものは、 実在するしないにかかわらず、 自分たちとは異なる存在を意識的に作り出したり、 無意識に想像してしまったりするものです。それに加えて、実在する動物や植物たちもまた、神の使いであり、神そのものであり、人を化かし、言葉を話し、妖怪に変わるなどといった、特殊な性質を付与されてきました。 現代では科学の発展によってそれぞれの動植物がどのような生態や性質を持つ生き物であるか、多くのことが判明していますが、それでも動植物に不思議な力があると信じている人も多いでしょう。それが悪いことであるとは思いません。むしろ、人間であるからこそ想像できる、夢やロマンのある話ではありませんか。 本書では、そんな異類の中でも主に日本人が古くから特殊な力や性質を持つものとして考えていた存在を紹介・解説します。 私たちが人間であるからこそ自分たちとは異なる、不思議な存在としてとらえることができる異類たち。その世界に入ってみましょう。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください