俳句 2016年 10月号 [雑誌]

「病牀六尺」の豊饒 ーー半径1メートルの世界を詠む ▼随筆 病牀の子規 坪内稔典 ▼病床に生まれた名吟 松本たかし 石田波郷 野見山朱鳥 折笠美秋 村越化石 ▼夭折俳人たちの、いのちの一句 芝不器男(26)〈繭玉に寝がての腕あげにけり〉 篠原鳳作(30)〈蟻よバラを登りつめても陽が遠い〉 森田愛子(30)〈ニジキエテスデニナケレドアルゴトシ〉 福永耕二(42)〈新宿ははるかなる墓碑鳥渡る〉 正木浩一(49)〈某日や風が廻せる扇風機〉 攝津幸彦(49)〈糸電話古人の秋につながりぬ〉 田中裕明(45)〈爽やかに俳句の神に愛されて〉 ▼身近な世界を詠む 太田土男 清水青風 細谷喨々 神野紗希 【シリーズ連載】 俳句の「窓」から──異分野との対話(最終回) ゲスト:高橋睦郎(詩人) 聞き手・西村和子 大好評!合評鼎談 【第4期メンバー】高野ムツオ・土肥あき子・大谷弘至 【読者参加型新企画】 虚子式俳句上達法 埋字で学ぶ五七五 岸本尚毅 【好評連載】 実作のための文語文法 佐藤郁良 龍太の謎、幻の山河 高柳克弘 名言のウラ側(山口青邨) 岩井英雅 今月の気になる季語 内田春菊