続編を読んでみたくなる、質量ともに豊富な分析を味わえる一冊

2000年というイチロー、松井、野茂等の選手が全盛期であった時期に書かれた本著であるが、柳田、ダルビッシュ、田中将大等、それ以降に活躍した選手達を題材にして、また続きを書いてもらいたい、と思ってしまうような一冊。 単なるインタビューでもなくデータ集でもなく、スポーツジャーナリストとして経験豊富な筆者が魂を込めて、選手それぞれの内面にまで迫っており、読後には、遠い世界の選手達が少し身近に感じられるような気さえしてくる。